何じゃこれは~!って感じの未知生物(UMA)発見か?ってニュースが流れた。
おいおい、どう見てもサンショウウオの仲間じゃないのお・・・てお叱りを頂きそう
な映像ですよね。
体長140cmくらいで体重が何と52㎏もあるそうでかなり重い感じですね。
発見された場所は、中国西南部の重慶市郊外の洞窟だったと言うが、重慶市と言えば
中国5番目の都市で2010年時の人口が2884万人の大都市なのだ。
そんな大都市の近郊の洞窟で今頃見つかるっておかしくねえのかよ~なんて言われ
そうですが、重慶市って北海道並みの広さだっていうからそれを聞けば納得って事
でしょうか?
まあ場所はともかくとして、見るからにサンショウウオと直感した私の目に狂いは
なかったようで、学名がAndrias davidianusという中国固有種でチュウゴクオオサ
ンショウウオと日本では呼ばれているようです。
ウィキペディアによりますと、通常では全長が100cmで皮膚の表面に疣状の突起
は少なくて対になり、体側面の隆起も目立たない。
大型の斑紋が入る個体が多いのだそうだ。
生態としては、標高100~2,000m(主に300~900m)にある河川の上・中流域に
生息している。
幼体は水深の浅い場所、大型の個体は水深の深いところで生活をしているという。
映像を見た限りでは、捕獲されたあとの映像なのでかなり浅い部分での姿が映って
いますね。
また、日本のオオサンショウウオと双璧をなし世界最大の両性類として知られた存在
なのだそうだ。

しかし、今回発見された巨大チュウゴクオオサンショウウオは、さすがにここまで大
きい個体はかなり珍しいという事で、年齢も推定だが200歳を越えているのでは?
と研究者は話している様だ。
また中国ではなんでも長生きする生き物を煎じて飲む?風習がある(これは私個人の)
ようで古くから食用として捕獲されていたらしい。
滋養強壮や生理不順などに効くと昔から信じられていたという。
しかし、いくら漢方薬として珍重がられているとしても、現在では野生の数はかなり
減少しているらしく、絶滅危惧種に指定されて野生のオオサンショウウオの捕獲が制限
されているようだ。
勿論今では食用などもっての外の貴重な存在なんだそう。
植林や保護区の設置などにも力を入れて国を挙げて保護対策に当たっているのだと聞いた。
また、人口飼育も徐々に成功を収めており、1960年から養殖がスタート。
そして1970年代になると繁殖にも成功して今では3世代目以降の個体に限って食用として
認められているのだとか。
まあ、見慣れない我々にすれば少し気味悪く見えるし、自然環境下で突然遭遇したらやはり
相当にビックリしてしまうだろうと思いますね。
ただ、動きはのんびりでよくよくみると何となくユーモアのある姿にも見えて来ますから
そっとしておいてやりたいなんて思えてきます。
まあ、物珍しく扱ううちにストレスでも溜まって、せっかく長寿を全うしようと200歳
越えまで生きてした訳ですから、そっと見守ってやるのが人情なのではないでしょうか?
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