皆さんは、「オノマトペ」って聞いたことがありますか?
私は、昨日初めて聞きました。
もしかしたら、以前にも聞いた事があったのかもしれませんが、何を意味する言葉なのかサッパリ検討がつかなかったという方が本音でしょうか。
そうそう、今私が使った「サッパリ」もひょっとしたら「オノマトペ」かもしれませんよ。
広辞苑などで調べてみると、「オノマトペ」とは「擬声語」を意味するフランス語なのだそう。
フランス語で「onomatopee」と書くようです。
ところで「擬声語」って分かりますでしょうか?
「擬声語」とは、「擬音語」と「擬態語」が合わさった言葉なのだと言います。
但し、「オノマトペ」には、「擬声語」と「擬態語」の意味はあるようですが、厳密には「擬態語」という意味はないようです。
別途「mimutec word」と言うそうです。
1.例えば「擬音語」とは・・・物が発する音をそれらしく表現した語句の事であり、「ザワザワ」とか「シーン」とか「ワンワン」なんて語句を使う事でよりリアルに理解できますよね。
2.また「擬態語」とは・・・そのものの状態や雰囲気的を音はしないけれども音的に表現した言葉を言います。つまり「ムカッ」「ほんわか」「にやにや」etc
如何でしょうか?
普段からよく使っているのではないでしょうか?
余談ですが、いつかテレビで韓国の歌手が話していましたが、日本語では「ソワソワ」とか「ふわふわ」とか「デレデレ」、「きゃぴきゃぴ」のように同じ語句を繋げて話すその言葉をカワイイ表現だと言っていたのを思い出しました。
という事は、韓国語にはそれらしい表現、つまりオノマトペは無いのかもしれません。
間違っていたらすみませんが・・・
日本語は特に「オノマトペ」の種類が多くてその重要性も他の言語に比べると大きいようですね。
忘れ物をなくすオノマトペとは?
何故「オノマトペ」を取り上げたか?と言いますとこれを利用する事で、日常生活で便利な事が多い事があるとテレビで知ったからなのです。
ある幼稚園での事です。
忘れ物が多く困っていた先生がこの「オノマトペ」を利用する事で、利用する前は約70%の園児が忘れ物をしていたのですが、利用し始めたら逆に80%の園児が忘れ物をしなくなったというのです。
最近物忘れの激しい私には身につまされる思いでテレビにくぎ付けになったのです。
さて、その魔法の「オノマトペ」は、「ピッ ピッ ピッ」と声を出してから忘れてはならない物の名前を復唱するのだと言います。
例えば、ピッ ピッ ピッ!、タオル、鉛筆、弁当、クレヨン・・・と言うように言います。
これは、ピッ ピッ ピッ!と言う事で感情が乗って記憶に残るのだそう。
そしてピッ ピッ ピッ!の破裂音が記憶に残るのだとか。
料理に仕えるオノマトペ
テレビに出て来た若いお母さんは、料理があまり得意ではなく、なにごとも時間が掛かっていました。
大根をおろし金ですり下ろそうとするのですが、なかなかリズミカルに進みません。
ゴシゴシやっては、引っかかり、またやっては引っかかりとうまく行きません。
そこで魔法のオノマトペを付け加えながらやってみました。
「ザッ ザッ ザッ!」と声を出しながら、同じようにおろし金で大根をすってみると、なんとスムーズに力強くおろしがすれていくではありませんか。
作業時間も短縮し、その上楽しそうでした。
また、プロの料理人のように卵を片手で素早く綺麗に割る方法もやってました。
それは、「キュッ」⇒ 「コンコン」⇒ 「カパー」です。
何となく想像できませんか?
卵を片手で「キュッ」と掴んでボールのフチで「コンコン」とたたき、そして「カパー」っと片手で卵を割るのです。
何とスムーズに割れたではありませんか!
私は自分で試したわけではありませんが、テレビの主婦は見事に片手でこなしていましたね。
レタスの芯を簡単にとるオノマトペ
これは簡単でしたね。まな板の上にレタスの芯を下側にして上から「バン」と手に持ったまま強めに落とします。
次にひっくり返して芯の周りに指をいれ力強く「クルン」と言いながら指を回すと、なんと簡単に芯だけが取れました。
この様に日常生活や勉強などに利用すれば忘れにくく素早く、効率的に物事を処理する事が出来る魔法のように便利な言葉が「オノマトペ」だったのです。
皆さんもついつい忘れがちな動作や物事について少し研究をしてみるのもきっと楽しいかもしれませんね。
どしどし、ドンドン、活用して見られたら面白いかもしれませんよ。
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コメント
こんばんは、ブログランキングから来ました。
オノマトペがフランス語だとは知りませんでした。
とても面白く参考になりました。
今度、卵を割る時に、オノマトペを使ってみたいです。
また、のぞきに来ます。