アニメや映画でおなじみのドラえもんだが、スタートした当初には今はいないキャラクターが
幾つか存在していた事を知っているだろうか?
そんな珍しいキャラクターを紹介してみよう。
後に消えた友人
ドラえもんが登場したのは、1970年頃だというからすでに半世紀近く前になる訳だが、これ
だけの歴史のあるアニメともなると、当初いたはずのキャラクターがいつの間にか消えて
いったとしても、不思議はない。
幾つかそんなキャラクターの中でものび太の友人も消えて行ったキャラクターがいたので
紹介してみよう。
のび太の友人と言えば、しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫くらいしか思い浮かばないし、
事実現在登場するのはこの3人だけだというのだが、当初は第4の友人がいたのだ。
それは、アニメ版の第一話「ゆめの町ノビタランド」から密かに登場していたらしい。
そのキャラは、ひょろ長い顔に小さな目をしてあまり特徴がない少年で、のび太の友人
というには、どうもそぐわない感じがする。
藤子・F・不二雄先生の作り出すキャラクターにはあまり出てこないタイプの様だが皆
さんは、どのように感じるだろうか?
もちろんドラえもんのアニメには時々出てくるようなキャラクターもいくつかあるのだが、
のび太の遊び友達として行動を共にする友人という設定としては、やはり少々違和感を感じ
てしまう。
そんな事もあってか、この友人には正式な名前はなかったのだそうで、セリフも「寝てみた
かった」・・・とたったの一回だけだったようだ。
聞くところによると、妙に存在感はあるのだが彼が絡むようなストーリーがなくてその後は
自然とアニメからは姿を消すはめになったらしいのだ。
どうも噂では制作スタッフが新たなキャラクターを登場させようとして生まれた様なのだが、
なんとも扱い辛い存在となってしまい姿を消すことになったようだが、本当のところは謎の
ままなのだとか・・・
今見てもなんとなくグループからは浮いた存在のようだから仕方がなかったのかもしれない。
作者が忘れたおかげで消されたスネ夫の弟
今度のキャラクターは、たまたま藤子・F・不二雄先生が忘れてしまって消されたキャラを
紹介してみよう。
それは、スネ夫の弟でスネツグという。
今回のキャラには、ちゃんと名前まで付けられていることからも分かるように、ちゃんとスト
ーリーに絡むよう準備されたものだといえるのだが、どのように忘れ去られたのか?
原作のマンガでは、当初ちょい役として何度か姿を見せていたのだが、回を追うごとにその
登場シーンが減っていき、とうとう全く登場する事がなくなってしまったらしい。
その上、事もあろうにその後のスネ夫の設定がいつしか一人っ子になってしまい、ストーリ
ーの上でも、完璧に消された存在になってしまったのだ。
何か原因があったのかと思えばあろうことか作者の藤子・F・不二雄先生がスネツグの存在
を忘れてしまったことが原因だという説がある。
その後、あるファンからスネツグがどうなったのか?との問い合わせにたいして、先生は
つじつまを合わせるように「スネ夫は理想のお兄さん」なるエピソードを発表し、ニュー
ヨークに住むオジサンのところにスネツグは養子として迎えられたというなんともヘンテコ
リンな設定に切り替えたのだというのだ。
最初に登場したスネツグは、スネ夫そっくりの憎たらしい性格だったのだが、養子の設定に
変わってからは、何と性格までも新しくなり、素直なキャラになったのだとか。
先生が忘れただけで消されてしまったのかどうかはいまだに謎なのだそうだ。
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