日本で見かけた未確認飛行物体UFOの存在

日本でしかもれっきとしたパイロットや国の機関の調査船が目撃したUFO、未確認飛行物体

について、お話しをしよう。

全日空機三沢事件

1982年というからいわゆるバブル期に向かって景気が上昇傾向の頃の話だ。

10月28日、大阪空港を飛び立った全日空771便は北海道、千歳空港を目指して青森県三沢市

上空から下北半島にさしかかったころだった。

朝10時5分、天気は良好であり視界も全く問題はなかった。

同機は、1万1000メートルを速度916kmで順調に航行中だった。

と、そんな状況下、突然コックピットの3名(北野機長、安高副操縦士、吉川航空機関士)の

視界に謎に包まれた飛行物体が飛び込んできたという。

「うわっ!危ない!」ニアミスかと肝を冷やした3名に緊張が走った。

航空機同士の空路が重なれば、空中衝突も避けられない状況という事は誰にも明らかだった。

「10マイル(約16km)前方に飛行物体が確認される」・・・

即座にレーダーを確認し、急ぎ札幌航空管制センターに緊急連絡をしたのだが、航空機のレ

ーダーにも航空管制センターのそれにも未確認飛行物体の機影は全く映っていなかったのだ!

とはいえ、先ほど見た物体は、3名が同時に確認をしとっさのところで衝突を回避できた事を

知らせようとしたのだから、あれが幻のはずなど絶対にありえなかった。

それは、確かに前方に確認をし、形状も茶色の葉巻状で後部が靄で包まれていた事も全く同じ

様に3名で確認したではないか?

そして、今でもその物体が近くを飛んでいるではないか。

それがレーダーに映っていないとは、一体どういう事なのだろう。

気を取り直し、着陸態勢に入っていた同機は、高度9100mまで降下している最中であった。

すると、その物体は同機の上空をかすめるように通過し、彼方へと消え去ったのだ。

時間にしてわずか数分、いや数十秒程度だったのかもしれない。

しかし、確かに3名が同時に見ていたのだ。

粛々と着陸態勢を実行し、無事千歳空港に降り立った同機の機長ら3名は、やがて顔を見合わ

せて「あれは未確認飛行物体、UFOそのものだった」と口を開いたのだった。

そして、3名は青ざめた顔をしていたという。

後日、機長らにその時の事をインタビューした記事が載った。

機長曰く「目撃が数分間の事でしたので、錯覚という事は考えられず、確かに”何か”を見たの

です。最も、物体は後部から出ていると思われる薄い煙のようなものに包まれていたので、は

っきりと見えたわけではなかったのですが・・・」

開洋丸事件

さてこちらは、海上での出来事だ。

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1988年科学雑誌「サイエンス」の日本版に当時の水産庁所属の調査船・開洋丸の未確認飛行

物体UFO目撃情報が掲載され、UFOの実在が日本でも大きく報道、認知されるきっかけとなっ

たのだ。

この開洋丸は1967年から91年まで世界各地で漁業調査を行った船として知られているが、

本船を最も有名にしたのは、1984年12月のフォークランド諸島沖近海と1986年12月の太平洋

上で発生した2回のUFO遭遇事件なのである。

数知れない程多くの船が世界中の海を航海しているわけだが、同船が2回にわたってUFOを

目撃したことは、奇跡に近いのではないだろうか。

また、一般船でなく国の正式な調査船という事がより信用される情報になったのではないか?

さて、最初の遭遇では、真夜中に上空を移動する姿を目撃しただけだったようだが、2回目の

遭遇では、驚くべき現象を目撃したのだという。

先ほどの全日空機のレーダー未確認とは全く正反対に、こちらではレーダーに巨大な機影が

確認されているにも関わらず、実際にはその姿がどこにも肉眼で確認できなかったのだ。

姿なきUFOは船の周りをグルグルと周回しており、マッハ4程の超高速で同船に対して急接近

と急後退を繰り返したのだという。

しかし、当時はフォークランド紛争の後だったことから1度目の遭遇はアルゼンチン軍の誤認

であり、2回目はアメリカ軍の軍事演習だったのではとの説もあるようだが、先ほども述べた

通り、国の調査船でありそれなりの見識ある乗組員全員が体験して知る事でもあるので、2回

とも見誤ったとしてしまうにはあまりにも短絡すぎるのではないだろうか?

今でも謎の様なのだが・・・・

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