日本の神道と古代エジプトの意外な共通性!神話世界の意味するものは?-Part3

熊野のヤタガラスは何故足が3本あるのか?

日本の天皇と古代エジプトのファラオ・・・

国も時代も全く異なる2つの国の権力者に共通するものは、太陽の化身ともいえる

神秘の鳥「カラス」であった。

日本の熊野を飛び立った一羽のカラスが、およそ一万キロ隔てた古代エジプトのリビア

砂漠にたどり着く。

太陽の使いであるこのカラスの日本名は「八咫烏(ヤタガラス)」。

日本サッカー代表選手のマークがこれである。

八咫(ヤタ)とは、大きさの事であり「咫」は長さの単位を意味する。

その単位は、親指と中指を広げた長さで約18cmと言うから「八咫」は、18cm×8

で144cmになる。

現代のカラスと比較しても相当な大柄なカラスなのだ。

そして、最大の特徴が3本の足なのである。

この足には深い意味があり、

1本目は日の出の太陽

2本目は日中の太陽

3本目は日没の太陽・・・つまりヤタガラスは、太陽の動き(運行)そのものを意味する

と言う。

天をめぐる太陽の姿はヤタガラスの飛行ルートに繋がり3本の足の理由にもなっている。

何故そのヤタガラスが遠く離れた古代エジプトへと飛び立ったのか?

エジプトの神々の中心的存在の太陽神も3つの姿を持っているというのだ。

その3つの姿とは、

1.日の出の太陽神であるケプリ

2.天空の太陽神であるラー

3.日没の太陽神であるアトゥム  ・・・なんという偶然なのか?

ヤタガラスの3本の足の意味するものと、古代エジプトの太陽神の3つの姿とが

何故かぴたりと一致するのだ!?

共通する死後の世界と魂の行方

日本の神道は、八百万の神から成り立っている。

「八百万」とは限りなく沢山という意味であり万物に宿ると考えられて来た。

この多神教的な考え方においても古代エジプトの神々の存在には、全くと言って

良いほどの共通点がある事に驚いてしまう。

神々の多さはもとより、魂の捉え方についても驚くほどに似通っているのだ。

古代エジプトでは、人は3つの要素から成り立っていると考えられて来た。

アク、バー、カーの3つなのだが、アクは肉体を意味しバーとカーは精神的な存在

であるが、バーとカーはそれぞれ意味するところが違っている。

バーは魂であり、死後にはアク(肉体)を離れてあの世に旅立ってしまう。

一方、カーは死後もアクから離れずアクを守る役目があるのだ。

この概念は、日本の神道で言う所の「魂バク」とい考え方に非常に近い。

「魂」は、精神を支える気であり、「バク」は肉体を支える気なのだ。

ゆえにバーと魂、カーとバクがぴたりと重なるのだ。

エジプトにも通ずる日本神話の3柱の神

古代エジプト人は、太陽神を信仰の中心においてきたことは前章でも触れた通りなの

だが、日本の神道の中心も太陽神であるアマテラスオオミカミ(天照大御神)だ。

その天照大御神には二人の弟がいるが、末っ子のスサノオは、後に高天原に勝手に攻め

入った事から姉の天照大神と決別してしまう。

そして、天照大御神は高天原をさり、天岩戸に閉じこもり世界は光を失って闇に包まれる。

一方、エジプトでは、太陽神のアトゥムから、二人の兄弟神が誕生する。

兄のオリシスは王として君臨するのだがそれを妬んだ弟のセトは兄を暗殺する計画を立てた

ことからこちらも戦闘状態になってしまうのだ。

結局セトが兄を殺害し遺体を14の破片に切り刻んでしまう。

兄オリシスの妻は、この破片を回収し魔力でオリシスを生き返らせるが、完全ではなかった

為に現世に留まる事が出来ずに冥界へと去っていき闇の世界に閉じ込められてしまうのだ。

何という偶然なのか?

細部は少々異なるとは言え、物語の骨格はほとんど同じなのだ。

そして、驚くべき事に両国の相似関係は神話の世界にとどまらず、さらに驚嘆すべき大きな

相似関係がが存在していた。

それは何とピラミッドだと言う。

今回はここで終わる事になるのだが、次回もお楽しみにお待ちいただければ幸いである。

最後までお読み頂きまして、感謝申し上げます。

こちらもお読みください

No.1 古代エジプト文明が解く日本との意外な関係!日本とエジプトには多くの共通点があった
No.2 ファラオは神武天皇だった!?カラスが導いた古代エジプトと日本の不思議な関係-Part2

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