日本にもピラミッドがあった
古代日本とエジプト文明の驚くほどの類似性についてのお話しもついに第4弾となった。
今回は、意外な事に日本にもピラミッドがあった!・・・と言う話から始めよう。
実は100年以上前よりこのような噂が取りざたされていたのだが、その人の名は哲学者の木村
鷹太郎だった。
彼は、雑誌「日本主義」の中で日本の古代史とエジプト文明の奇妙な類似性を綴っていた。
そして、日本にもピラミッドが存在する可能性を模索したのだが、その後その研究を引き継
いだのが昭和における古代史研究家の酒井勝軍(さかい かつとき)であり、昭和9年、
ついに広島県庄原市の葦嶽山だった。
この葦嶽山ピラミッドは、自然の地形を利用して巨石を積み上げた方式でエジプトのピラ
ミッドとはかなり違いがあったようだ。
ピラミッドとは、形状ではなく葦嶽山ピラミッドでは、本殿と拝殿が対をなし、中心には
太陽石を囲んで列石がきれいに配置されていた。
これが正に酒井が考えていたピラミッドの条件そのものだったのだ。
日本各地で次々とピラミッドが探索された
当時新聞各紙で華々しく取り上げられ、賛同した研究者たちが日本各地でピラミッド探索
が繰り広げられた。
その一部を紹介してみよう。
1.五葉山ピラミッド・・・昭和12年酒井が発見。岩手県釜石市の山中にある巨石群。
2.黒又山ピラミッド・・・秋田県鹿角市で発見された人口的なピラミッド。完全な四角錘で
人口的な形状。
3.飛騨高山 日輪宮・・・平面総合ピラミッド。巨石配置は多数みられる。
4.六甲巨石群・・・ピラミッドの鏡石に相当する「八咫(ヤタ)の鏡石」や方位石に相当する
組石、古代文字が刻まれた巨石などがある。
神社とピラミッドの共通性
ピラミッドと神社とは、まさに大胆な発想なのだが、「ピラミッド=神社」と仮定すれば
かなりの共通性が浮かんでくる。
古代エジプトの狛犬 日本の狛犬
神社の入り口に鎮座する狛犬。
エジプトのスフィンクスは、人間の頭をもったライオン、いわゆる獅子の怪物だ。
神社の狛犬は「犬」との名前はついているものの、れっきとした獅子であることは誰でも
ご存じだろう。
2頭の獅子が神聖な場所を守っているという考え方は正にスフィンクスと狛犬を結びつける
重要な要点になる。
このスフィンクス=狛犬という仮説が事実とすれば、2頭の獅子が守る神聖な場所として、
ピラミッド=神社と言う説も真実味を帯びてくるのだ。
さらに付け加えると、重要な手掛かりとして、「賽銭箱」の存在を忘れる事は出来ない。
賽銭箱の上には必ず大きな鈴がつりさげられている。
お参りする時には、必ずこの鈴を鳴らしてからお参りをするが、この鈴の音は雷鳴を意味
し、神が存在する証なのだ。
かつて古代エジプトから海を渡ったモーゼは、神から十戒を授かったのだが、その十戒石板
を収めたのが聖櫃(せいひつ)アークであった。
そのアークの置かれた場所の上方には、神が存在する証として常に雷雲が立ち込め、時には
激しい稲妻が鳴り響いたというのだ。
つまり、神社でお参りすることは、聖櫃アークに対する信仰心を自ら高める所作と一致すると
考える事ができる。
しかし遠く隔たったこの両国のピラミッドについて私たちが知りえる手がかりは、まだまだ
少ないと言える。
そして多くの謎が依然として立ちはだかっているのだが、この謎を解く鍵はどこにあるのか?
まだまだ時代をさかのぼらねばならないのかもしれない。
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