ウルトラの息子はタロウだけ!
引用:http://iso-labo.com/labo/ultra-man_list.html
日本の特撮番組と言えば、誰しも「ウルトラマン」シリーズを思い出す事だろう。
それほど日本を代表する人気ご長寿ヒーロー番組である。
この「ウルトラマン」シリーズに次々と登場する「ウルトラの兄弟」がまた私たちを飽きさせず、新たなヒーローがそれぞれの時代を繋いできた。
私の思い出は、やはり初代のウルトラマンとウルトラマンセブンあたりである。
この「ウルトラマン」シリーズに登場する「ウルトラ兄弟」には、他にタロウ、レオ、ゾフィー、エース等々数えきれない。
様々なメンバーが登場する設定なのだが、実は彼らは本当の兄弟ではなかったのをご存じだろうか?
現時点でウルトラ兄弟と呼ばれているのは、タロウ、レオ、ゾフィーなど含め総勢11名だ。
当然兄弟というのだから全てウルトラの父と母から生まれた実の兄弟だとばかり思っていた。
皆さんもたぶんそう思っていた人が多いことだろう。
ところが、実際はウルトラの母とウルトラの父から生まれたのはウルトラマンタロウだけだ。
タロウの弟であるウルトラマンエースは、ウルトラの父が孤児を引き取って育てたという設定になっているから血のつながりはない。
また、セブンやゾフィーには本当の父母が別にいて、タロウとは従兄弟の関係なんだとか。
さらに、ウルトラマンジャックはウルトラの母の妹と結婚しているというから、もし兄弟なら叔母さんと結婚した親子ほどの年の差婚であり人間でいえば、かなり血が濃くなりすぎだ!
これはかなりの近親関係だと言え、誠に意味深な親族関係だという事になる。驚
そして、結局のところ、ウルトラの父母から生まれたのは、ウルトラマンタロウだけという事の様なので上記の不可思議で不気味な関係は解決したことになるのだが、実際の血のつながりがあるのは、ウルトラマンレオとアストラルの双子の兄弟だけという事のようだ。
要するに、あとの兄弟と思っていたヒーローたちは、遠い親戚関係だったというわけで、一般に私たちが「ウルトラ兄弟」と呼んでいたのは、本当のところは「ウルトラ一族」とか「ウルトラ親族」と呼ぶのが正解という事のようだ。
しかし、なんとも間の抜けた呼び方に聞こえるから、本当の事を理解した上でこれからも「ウルトラ兄弟」と呼んでいくのが自然のようだ。
タロウの怪物の殺し方が超残酷!
引用:https://www49.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/2013.html
さて、ウルトラの父母から生まれた唯一の息子である「ウルトラマンタロウ」だが、テレビ版の題材は、小さな子供たちが見ることを想定して寓話やおとぎ話てきな展開が多いようで、「ウルトラマン」シリーズの中でも親しみやすい作品としてとみに有名である。
しかし、一方週刊少年サンデーに掲載されたマンガバージョンの「ウルトラマンタロウ」は、非常に残酷な描写が多いことは、ファンの間では周知の事実となっている。
それは、作者である石川賢氏が「魔獣戦線」や「極道兵器」といった超バイオレンスアクションの傑作として有名であることがそもそもの原因のようなのだ。
引用:http://www.henshin-hero.com/archives/2680070.html
マンガのページを開くや野犬たちが互いに醜くかみ殺すシーンがどんどんと展開していき、全編にわたって何やらおどろおどろしい不穏なムードが漂う魁作なのである。
物語は、主人公が事故によって瀕死の目にあうが、ウルトラの母の献身的な看護によってタロウとして新たに生まれ変わって復活を遂げる。
そして、その勢いで怪獣たちに立ち向かっていくのだが、その殺し方も口元からバッサリと真っ二つに引き裂いて殺すという正に超残酷的な殺しが展開される。
無残に殺されかけた敵からも「おれやお前は怪物だ!」と言われる主人公のタロウだが、闘いを終えてからも「おれは絶対に怪物なんかじゃねえ・・・地球を守る使者なんだ!」と悩み続けるのだった。
最初から最後まで、血と暴力に満ちた正にバイオレンス一色のヒーロー誕生物語が続いて行き、その読後感はなんとも重々しい作品なのである。
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