【怪奇ミステリー】夢に見た出来事が正夢に、それは大事件の知らせだったのか?不思議な実話集

埼玉県の友人から聞いた実話をお話ししましょう。

かれこれちょうど一年前の暮れの事だったと言います。

私の友人は製造会社に勤務しており、現場仕事についていました。

元来寝つきの良い方ではなかった彼でしたが、その日もなかなか寝付かれずにいました。

明日も早いので早く寝なくては・・・と思えば思うほど目がさえてしまったようです。

午前2時を回った頃だったのでしょうか、ようやくうとうとし始めた時でした。

深い眠りにつけなかったのか、何やら不思議な夢を見たようです。

いつものように勤務先で現場仕事をしている夢だったのですが、両手に廃材を抱えて

表に出ようとしていた時に思わず右手を強くつかまれてグッと引っ張られたのです。

驚いた彼が「誰だ!やめろ!」と思わず叫んだところで寝汗をかきながら目が覚めた

のです。

ビックリした彼は、思わず右手を見たと言います。

しかし、夢だったことを思い出したこともあって右手は特に何も変わった事はありません。

そして、何事もなかった事に安心した彼は、いつしか深い眠りの中に入って行ったのです。

翌朝、何事も無かったように目覚めた彼は昨夜の夢の事もすっかり忘れていたのだそうです。

年が明け、正月休みが終わって勤務先に出勤。

さあ、今年も元気で頑張ろうと新たな年の門出を迎えて心身ともにさわやかな日常が始まり

ました。

そして、数日が過ぎいつもの日常業務を淡々とこなしていたのですが、新たなプロジェクト

が始まり、新製品のラインを任される事になったのです。

なれない作業を必死で覚えようと仕事の方法を開発責任者より教えてもらっていた時の事

でした。

少し慣れた事に気をよくした事から少し注意が散漫になった時にその事件が起きてしまった

のです。

彼自身の不手際から注意が足りず機械のローラーに右手を挟まれてしまいました。

幸い緊急停止装置が働いて大事には至らなかったのですが、結果として右手の中指先端を

骨折してしまいました。

その時です。

あの暮れに見た夢を再び彼は思い出したのだそうです。

右手を強くつかまれてグッ強く引っ張られた感触が、何とあの夢で見た時の感触そのもの

だったからだというのです。

本当に起こったその瞬間は何とかしなければと言う事で気持ちがいっぱいでしたから、

そんな事も何も分からなかったと言いますが、少し落ち着きを取り戻した頃に思い出した

彼は、背中に冷たいものが流れたのを感じた様でした。

夢が本当の正夢になってしまったのです。

本当の正夢とは変な表現になってしまいましたが、その時は夢が本当に、本当の出来事に

なってしまったんだという本人しか分からない不吉さで身体が氷ついたと言うのです。

もしかしてあの夢がいわゆる”知らせ”だったのかも・・・と思ったと言います。

まあ、それでも不幸中の幸いとでも言うのでしょうか?

骨折したとはいえ、指が切断しても可笑しくなかった状況下でそれだけで済んだという

事はかえって良かったのでは?と今では思うようにしているらしいのです。

皆さんも不吉な夢を見た時には、忘れないうちに何処かに書き留めておいて、注意を

払う事をお勧めしたいと思う今日この頃なのです。

そんな時はくれぐれもお大事に・・・

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