夢で見たのは臨死体験?それとも幽体離脱か?金縛り中にそれは起きた!

皆さんは、金縛りにあったことあるでしょうか?

私はそのような体験はほとんどないので、他の人の体験談でしか分からない想像の世界

なんですが、友人に聞いた話をしてみましょうか。

友人を仮にA君としましょうか。

A君が25~26歳の頃の話だったようですから、今から約40年弱ほど前の事になります。

A君はふとしたきっかけから金縛りにあうようになったというのですが、当初は他で聞く

ようなごく普通の体験だったらしいのです。

ところがいつの間にか少し他の人の体験とはかけ離れた金縛り襲われるようになったと

言います。

初めてそれを経験した時には、全身が硬直し自分ではどうにも動かせない状態になる所

までは一緒なのですが、その後つま先から宙に引き上げられる様な感覚になったんです。

いつもと違ったので少し恐怖感を覚えて無理だと分かっていたのに必死に抵抗したのです

が、当然のごとく自分の身体でありながら全くいう事をききません。

徐々に身体全体が引っ張られて宙に浮いてしまったのです。

さすがに恐ろしくなったA君は無宗教で神様など信じていないのにその時ばかりは「神様、

仏様、ご先祖様!」と必死に拝んでいたのでした。

その悪あがきが功を奏したのか、しばらくすると金縛りは解けたのですが・・・・

しかし、暫くはそのような状態が時々あり、その度に必死で拝んで事なきをえていました。

そんなとある日のこと、いつものように金縛りにあったA君は慣れも手伝ってか、割と冷静

に自分の金縛り状態を見て「もしこのまま、いつものように神頼みしなかったら?・・」

と思った時の事だったのです。

まるで前からA君がそのような事を想像したのを分かっているように、突然彼の身体は宙に

浮いたと思った瞬間、いきなり全身が真っ暗な闇の中に放り出され、そのままどんどん何処

かへと引っ張られていくではありませんか!

さすがに「しまった!」と思ったA君でしたが、どうする事も出来ずに成すがままの状態

でいました。

身体はどんどんと加速がつき、ものすごいスピードで何処かへと連れていかれています。

さすがのA君も「これはまずい!」と恐怖を感じ、悪あがきと分かりつつも必死に身体を

ばたつかせ様とし、これ以上はないほどに抵抗を試みたのです。

その悪あがきが良かったのかどうかは分からないのですが、A君は何とかその状態を脱し

金縛りからも逃れる事ができたのでした。

そして目を覚ましてみると、顔も身体も汗だくで胸もドキドキしていました。

よほどうなされていたのだと分かったと言います。

それからも時々似た状態になる事はあったのですが、その度に無理を承知で必死に抵抗を試み

るうちに徐々にではありましたが、金縛り自体も少しづつかからくなっていったようです。

ある時、彼はふと思ったのですが、あの真っ暗闇に放り出されもの凄いスピードで身体が移動

していく様子がもしかすると臨死体験に似ているのではないかと考えるようになったと言って

ました。

もしそれが本当だとしたら、あのままなすがままにしていたらひょっとすると彼はこの世から

いなくなっていたのかも知れないと思ったみたいです。

さすがにそれが自分自身に起きていたとしたら・・・考えるだけで身体が震えてしまいます。

今は、ほとんどそのような状態にはならなくなったので、安心して話せるけれどもしかしたら

・・・・と考えると今でもゾッとすると青ざめた顔でA君が語っていたのでした。

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