いつの世も都市伝説という根拠があるのかないのかよくわからない噂話が話題となる。
今は少し落ち着いた感があるが、科学にまつわる都市伝説をご紹介しよう。
あなたは、どう思うだろうか?
アポロは月に着陸しなかった?
もうだいぶ昔から騒がれている代表格のような都市伝説がこれだ。
「人類は月面に着陸していない」という都市伝説である。
じゃあ、昔大阪万博ってあったけど、その時長い列を作って何時間待ちって並んだ
「月の石」ってうそだったのかよお!ってまず最初に思ったのは私だけか・・・
これは、「アポロ計画陰謀論」と呼ばれるもので「アポロ11号」が人類初の月面
着陸をしたという事実は嘘であり、世界中がかたずを飲んでテレビにしがみついて
みたあの白黒の映像がねつ造だったというのだ。
1969年、時のジョン・F・ケネディの肝いりで立ち上がったアポロ11号の月面
着陸において、アームストロング船長らが人類初めて月面に大きな一歩をふみしめた
あの記念すべき映像だった。
ところが、自然科学者やオカルトマニアと称する人たちが中心になって、月面着陸に
関する映像にはよく見るとかなりの違和感があるという指摘がいくつも出て来たのだ。
以下に具体例を上げてみる。
1.月面は真空状態なのに何故か星条旗がはためいている。(これはよく耳にした)
2.宇宙飛行士が吊られている様なロープらしき線が見える。
3.画面の背景に星が全然映っていない。
4.ロケット噴射の時にできるクレーターが出来ていない。
5.月に着陸するために通らなければならない放射線帯を人が通過するのは不可能。
と言うものであった。
この様な疑問からこの映像は、どこかのスタジオで極秘裏に撮影された映像を流した
ものであるとのまことしやかな噂が世界中に広まっていった。
そして、当時から50年近くの経ち、比較にならない程に科学も進化しているはずなの
に何故か世界中のどの国もあれ以来月面に着陸していないという事実があり、この噂を
否定することが出来ないでいる事もあり、今でもこの噂を払拭できずにいるのだ。
最近耳にする情報では、有人宇宙船を独自の技術で打ち上げに成功した中国が国威発揚
の為に密かに月面着陸を目指しているらしいのだ。
国の力が弱まった感のあるアメリカに変わり世界に打って出ようとする中国なら威信をか
けて挑む可能性は、十分にある。
それまでは、この都市伝説を覆すような真実は現れないかもしれない。
映像の「謎」を検証
一方で、多くの科学者により様々な矛盾点も解決され、陰謀説こそが嘘であると
証明されたものもある。
1.星条旗がはためいている疑惑については、月面にポールを刺した時の振動で揺れたもの
だと言うのだ。
当然真空状態だあるために、振動もなかなか治まらない訳なので、いつまでもユラユラ
していても可笑しくはないというのだ。
2.飛行士にロープのようなものが見える事については、フィルムの傷である可能性が高い
らしいのだ。こちらに関しては、フィルムをよく見ない限り真実は分かりづらいだろう。
3.星が映っていという事実については、太陽光が当たる地面に露出を合わせた事で、画面が
明るくなり、星が映らなかったのでは・・・と言う反論だった。
4.クレーターがない事については、ロケットにスロットルをつけて推進力を抑えた事で噴射
の威力が調整された事が原因だと結論付けている。
5.月面着陸時に通過する放射線帯については、突入時間が1時間程度であり、この位なら
宇宙船や宇宙服で十分に耐えうる可能だというのだ。
また、50年近く月面着陸が実現されていない事については、当時の東西冷戦時代もソ連の
崩壊で終わりを告げ、経済的にも世界情勢的な問題からも中断を余儀なくされたことが原因
だと結論付けている。
これについても、中国の意地に期待を寄せるしかないようだ。
混乱をあおるテレビ界
上記のように、様々な疑惑に対しての反証が完全に行われているにも関わらず未だに
疑惑を持ち出す事については、テレビ番組の影響が大きいという話もある。
人類の壮大な夢である月面着陸は、人類の永遠のテーマでもあることからおふざけで
作られた番組がかなりの信ぴょう性を持って放映されたこともこの噂を後押ししている。
特に有名なのが2002年にフランスのテレビ局が制作した番組の様だ。
内容は、当時の冷戦時代にソ連に先を越されたアメリカが国民の支持率回復の為、当時の
ニクソン大統領が、「月面着陸映像のねつ造」を企て、映像制作をスタンリー・キューブ
リック監督に依頼した・・・と言う極秘資料が明らかになった。
これは、当然冗談で作った番組であったのだが、あまりにも真実めいていた事も手伝って
陰謀説を確信する人たちが続出したという落ちがついてしまったらしい。
こうした番組などの影響もあり、今なおアメリカ国民の20%近くが「月面着陸はねつ造」
と固く信じているのだという。
50年も前の話が世代を超えて噂が噂を読んでいるのである。
もうこれについては、中国の力に期待をするしかないのかもしれない。笑
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