七味唐辛子といえば、うどんや蕎麦には欠かせない香辛料だ。
風味豊かな香りと何といってもピリッとした辛みが料理の味をさらに引き立てる。
そんな七味唐辛子なのだが、よくよく調べると大麻の種やけしの実が入っていたなんて
知ってた?
大麻と言えば、先月大麻取締法違反の罪で逮捕、起訴されていた元女優の高樹沙耶容疑者が
昨日16日、那覇地裁に保釈請求したことが分かったばかりだ。
容疑は、自宅に大麻を他の男性らと複数で所持および栽培していた事だった。
また、芸能界を中心に幾度となく話題の上った依存性の高い違法薬物である。
こんな恐ろしいものが七味唐辛子に入っていて本当に私たちも御用!って事にならないのだろ
うか?ってつい心配になってしまう。
そのうえ、けしの実まで入っていたなんて、「そんなの聞いてないよ~」・・・なんてどこか
から聞こえて来そうだね。
という事で、我が家の七味も原材料を調べてみた。
「赤トウガラシ」「黒ゴマ」「ちんぴ」「山椒」「青のり」そして「けしの実」と「麻の実」
やはり言われていた事は本当だった!
でも、昔からおなじみの七味唐辛子に違法薬物が入っていて本当に大丈夫なのだろうか?
所持しただけで逮捕されると言うのに!
ここで、心を落ち着かせて調べてみると意外な事というか私の無知が露見してしまったのだ。
勿論昔から堂々売られていたわけだから違法のはずがないので、まずはご安心を。
さて、まだ不安なあなたにじっくりと説明をして行こう。
七味に含まれる麻の実には、ドラッグ症状をもたらすような成分は、ほとんど含まれていない
し、さらに過熱処理をすることで全く無害で安全なのだという。
ついでに違法薬物としての大麻とは、アサの花、茎、種子、葉などを乾燥させ切り刻んで作ら
れる。
だから実には危険な成分は元来含まれていないと言う事なので安心して良いらしい。
その上加熱処理もしているし。
では、「けしの実」はどうなのだろうか?
こちらは少し勝手が違い、実は麻薬の「けし」と同意語らしいのだ。
但し、「けしの実」からとれる「生アヘン」は未熟な「けしの実」に浅い傷を何本もつけ、
その傷口から滲みでた液体が半ば乾いたものを削ぎ落とし集めたものをいうのであり、完熟
し乾燥した実にはほとんどアヘンの成分は入ってないようだ。
また、国内で流通している「けしの実」は、ほとんど輸入品であり先にも述べたように焙煎
など加熱処理や加工が施されていることで全く心配はいらないのだ。
という事で、私たちが口にしている七味に含まれている「麻の実」や「けしの実」には、ドラ
ッグ症状をもたらす様な成分は、ほとんど検出されるはずもなく、その上に何度も言うようだ
が完璧に熱処理を加えているために全く心配はいらないとの事だ。
ちなみにもう一つお話しすると、現在施工中の改正大麻取締法で取り締まっているものは「大
麻草及びその製品」だけであって、その中には「大麻の実」は入っていないのだそうだ。
これで一安心というところだが、そういえば昨日牛丼を食べたとき、隣に座った人はなんか
牛肉が見えなくなる程七味をかけていて、ビックリしたのだが体についてはせいぜい痔の心配
くらいなんだな・・・なんて思い返してしまった。笑
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